「ぶんぶんぶん ハチがとぶ」勝手レビュー♡野バラが咲くためには?
ぶん ぶん ぶん
ハチが飛ぶお池のまわりに
野ばらが咲いたよぶんぶんぶん
ハチが飛ぶ
〜♪
ドイツ生まれの民謡「ぶんぶんぶん」。
むかし、すべての文字の間に「る」を入れて早口言葉の練習をしたのは懐かしい想い出です。
「ぶんぶんぶん」はハチ讃歌♡
最近、この詩の歌詞を考える機会がありました。
そうして思ったのはこの民謡、「ハチ讃歌♡」なんじゃないかと思ったのです(前回の記事の続きです)。
(前回の記事)
>>アポ無!オペラ座総支配人と蜂蜜で心を通わせたカッコよすぎる日本人
まず見ておきたいのが原文・ドイツ語の意味。
1番
ハチさんこっちに飛んできて
困らすことは何もしないよ
森や野原を飛び回れ
ハチさんこっちに飛んできて
2番
ハチさんこっちに飛んできて
お花畑で蜜や花粉を見つけなよ
ハチさんこっちに飛んできて
3番
ハチさんこっちに飛んできて
宝物(ハチミツ)を持ち帰って
蜜でいっぱいにしておくれ
ハチさんこっちに飛んできて
、、、。
とりあえず、ハチ、
かなり好かれている模様。
今の日本では「ハチは刺すから」と嫌う人もいるかもしれませんが、実はハチって、人類が食べる植物の7割以上の受粉を手伝っているというから驚きです。(前回記事参照)
花から花へと飛びまわるミツバチがいることで初めて、受粉して次の代に命をつなげられる植物。
そして、その植物を食べる人間。
そう思うと、人の「受粉」もまた、ミツバチのお陰。キレイな薔薇の花が咲くのもまた、ミツバチが花粉を運んでくれるからこそ。
ミツバチおらずして
バラの花も咲かないよって
人の食べ物もないよって
だから可愛いハチさんって
ハチを称えるドイツの民謡。
そんな一面が見えてきます。
翻(ひるがえ)って日本語。
ミツバチが受粉を手伝うから
初めて野ばらの花が咲く。
そう思ってこの歌詞を見てみると…
ぶん ぶん ぶん
ハチが飛ぶお池のまわりに
野ばらが咲いたよぶんぶんぶん
ハチが飛ぶ
一見、関係ないように見える言葉の配置の奥に、確かな因果関係が見えてきます。
ハチが飛ぶから
野ばらが咲ける。
「ぶんぶんぶん ハチが飛ぶ。」
この背後に隠れた意味としては「(バラを咲かせてくれて、私達の食料を支えてくれて)Ah, なんて素晴らしいハチなんでしょう。。。♡」
The 聖・ハチ賛美歌♡♡
そんな感じでしょうか。
古くから続く民謡には自然との付き合い方の智慧も隠れているのかもしれません。。。
@最後に今日も、いつもの余談を。。
「自然に優しく」って、考えてみたら少し変なことば。
ひとも自然の一部なのに。「自然に優しく」って、なんだか非常に分離感。自然に優しく=ひとに優しく=自分に優しいに、なるのでは?と思ったり。
あと、前の記事下で書いたハチに刺されない方法は必見です。