手作りの日焼け止めの懸念点
ゼロウエイスト的&ナチュラル志向的に考えると、日焼け止めも手作りしたい!
…のですがこのタイトル。
過去には「UVクリームも手作りで♡」と道具や材料を揃えて作ったことがあります。
私は紫外線錯乱剤は酸化亜鉛派なので、ノンナノ酸化亜鉛かどうかをメールで聞いたり割とガッツリ調べて独自レシピをアレンジしたりしました。
、、、結果。
今の結論は「SPFのある日焼け止めを使うなら、既製品に限る!(ただし成分や企業姿勢に納得したものに限る)」です。
SPFを気にするとき、手作りの日焼け止めだと気になる点があるからです。使用感や仕上がりの美しさの問題ではありません。
私は、アイライン・まゆ・フェイスパウダーはすべて手作り、高校生からシャンプー&リンスは使わず、成分みての石けん(今はほぼ湯シャン)という人です。
使用感・仕上がりにおいて、手作りが研究を重ねられた市販品に劣るのは重々体感しているつもりです。
あ、でも「手作り」というにはお粗末すぎる、ひどく適当なのでありますが…
しかしそれでも譲れなかったのは、手作り日焼け止めクリームのとある致命的な欠点を知ったから。すこし大げさかもですが、知った時にはかなり衝撃的だったので…。
その内容は…
手作りでは紫外線錯乱剤を均等に混ぜられない!
=(イコール)=
場所ごとにSPF差が出る。
例:頬はSPF1、顎はSPF20。
=(イコール)=
しっかり焼ける部分もある!
=(イコール)=
ムラ焼けする!!
きゃあぁぁぁ…!!
キレイになりたくて日焼け止めを使うのに、これが本当なら本末転倒どうしよう。現代のホラー、美肌危うし!
…と、焦っても仕方がない。
ここで、情報元のブログさまを紹介したいと思います(他でも見つけましたが見失いました)。
https://ameblo.jp/organiclifeingermany/entry-12245992864.html
製造学校まで行き本格的にコスメ開発、日焼け止めクリームを規定のSPF検査に出されている専門的な方ですら、ミキサーで入念に混ぜても場所によってSPF差が出てしまうとの事(当然、手作りコスメ用の機械ミキサーも使われているはず)。
紫外線錯乱剤である酸化亜鉛と酸化チタンについて書かれているので、紫外線吸収剤の混ざり具合については分かりません。ただ、ナチュラル派・無添加思考であれば、肌の上で化学反応が起こり刺激が強いとされる紫外線吸収剤ではなく錯乱剤を使いたいのがメジャーな意見。
私は、日焼け止めクリームに紫外線吸収剤を使う気はないので「紫外線吸収剤なら手作りできるか?」と考える選択肢はナシ。「酸化亜鉛と酸化チタンはとても混ざりにくい」との情報だけで、手作りUVクリームを諦めるには十分すぎる理由でした。
そんなこんなで、インドア派な私の日焼け止めについての私の対応。
「年に数回のレジャーやガッツリ1日紫外線を浴びる日以外はSPFのあるUVアイテムは使わず物理防御と食事内容、発汗や睡眠系の基本に徹する!」。
UVガード至上主義♡黒大好きオンナだった4年程前から、色々と調べたり試行錯誤する中で、徐々に移行してきた現段階での結論ですが、これについては別記事で書いています。
とはいえ、太陽光は生命の起源。
生きるに欠かせない酸素を作ってくれる植物たちの光合成の元エネルギー。太陽光がなければ人間は生まれていないし生きられない。ナチュラルな暮らしをと願っても、生きてる限りは命を奪う。自然を壊す。
どこで折り合いをつけるか境界線を引くか、それがそのまま価値観、生き方につながっていく(そうしてソレは、人の数だけある)。
美しく年齢を重ねてたい女性の願い。
子孫を残す意味なら若さもひとつの「美」ではあるけれど、女性の魅力はソレだけではない。
枯れゆく落葉に見とれるように、沈む夕陽がきれいなように、冬の枯れ木に美しさがあるように。
老いゆく美しさも楽しめたらなと最近、白洲正子さんの「老木の花」を読んでいます(とはいえ美肌には私なりの方法でこだわりますよ!美を求めるはオンナの自然な欲求、だけれど美のカタチは一つなんかに収まらない)。
日本にあった、侘び寂び文化。
そこに美を見出す文化というのは、なんだかとても、女性に優しく生きやすく、それでいて高い美意識なんじゃないかと思うのです。
こんなに時代世界で違う美の基準。
ひとの目なんて曖昧で、脳で判断、都度都度変わる価値観、作られた意味づけで裁判される「美」の多いこと。そんな小さな美の枠に自らハマろうと窮々としてどうする自分。。。
あ、成分気にしてた全盛期に好きだった日焼け止めも、また今度紹介しようかな?機会あれば。。。