作業歌の生まれるとき。大量味噌仕込みに労働歌の起源を想う

味噌仕込み体験をしてきました。
自然栽培のモノコト・場を提供してくださっている方たちの手作りワークショップです。

この日の作業は、煮上げた大豆をつぶす所から。
自然栽培の三色大豆をつぶし、塩きり麹と混ぜ、木樽への仕込み作業をしていきます。仕上げに、カビ防止のため味噌と酒糠で蓋をして終了。

…と、文字で書くと早いのですが、途中の作業がなかなか大変。複数名で行いましたが、こんなに大きな木樽に推定75kg程のお味噌を仕込んだのです。


素敵な砂壁の作業場♡
小さめ木樽の中には、1年醸した手作りお味噌(味噌開きの日でもありました)。

機械を使わず手作業で
大量大豆を潰すは大変。
体力仕事、地味仕事。
じわじわ汗も出てきます。

大変だったのは、煮た大豆を原型がないほどに叩き潰していく作業。フードプロセッサーを使う方法もあるようですが、この日は大きなビニール袋に大豆を入れて潰していきました。

(こうして、改めて「叩き潰す」と書いてみると、何やら残酷な感じがします。でも、食べることは植物動物、生きものの命を頂くこと。「食べ物」を作る過程を体験することは、ソレをそのまま実感することにもなるのですね。)

最初のうちは、楽しくおしゃべりしながら作業。
素手で叩いてトントン、木製小型ハンマーでドンドン、膝を使ってミシミシ、3歳の小さな子はビニールの上に立って足でタンタン。

叩きはじめて30分以上(かな??)
話し声も減り、新鮮な気持ちも減り、疲れて休み休みとなる頃に、聞こえてくるは叩く音のみ。

トントントン、
バシバシバシ、、、
バンバンバン、、、

持久戦は、大変です
休みたいけどまだ作業
目指すは大豆のペースト状
も少し作業を続ければならぬ

トントントン
バンバンバン
ドンドンドン…。

人によって出す音は違いますが、他の人のリズムに合わせたくなったり、リズムを作りたくなったりしたその時、私は思いました。

「あぁ、こうして作業歌が生まれたんだな。」

辛い作業も終えねばならぬ
どうせやるなら楽しいのがいい
息を合わせりゃ少しは楽じゃ
気が紛れるなら歌うたおうか

作業歌、労働時に歌われる歌の総称です。
気を紛らわしたり能率を上げる意味があるようですが、まさに歌をうたえば気晴らしになる。1人じゃ辛い作業でも、誰かと歌えば少しは楽になる(辛さソレ自体は減らないけれど)。

昔の作業はもっとキツくて大量だ。
黙々作業を続けるうちに、偶然に意図的に自然発生的に、そのどれもが合わさって各地でその土地土地の音楽やリズムが生まれたんだろうな、きっと。

ジブリ映画「もののけ姫」でタタラ場の女達がタタラを踏んでいる時の歌がソレですね!
「ひ〜とつ、ふ〜たつぅ〜は〜♪」

そうして、その頃は「音楽、歌」なんてジャンルもなく。
歌う人と聞く人、演奏する人と聞く人のように二分される事もなく、もっと生活に溶け込んだモノだったろうなぁ、、、と少し昔に思いを馳せたのでした。

とはいえ、昔の作業に比べたら明らかに楽すぎる量と労働内容。
なのですが、便利すぎる現代生活に慣れ切った私としては、そんな妄想を膨らませた年末味噌仕込みだったのでした。。。

(一緒に作業してた方たちは、普段から畑作業やモクモク作業に慣れている方達。たぶん慣れない私ばかり、アレコレ昔に想いを馳せていた次第ですが、この後に続く重たい味噌樽運びのドラマ含め、楽しい楽しい午後でした)。

そして、毎回ブログ内容や書き方に統一感がなくてすみません…。
キャラ設定もテーマ絞りもできぬまま、その時々で心動いたことを書きたいままに、連々と…