優美で貴族的な白サギに愛嬌を感じた瞬間。水沢腹堅

近くにある池の公園。
冬は、暖かさを求めてやってきたカルガモたちが目を楽しませてくれます。スィースィーと泳ぐカルガモ達はとても可愛らしいもの。

冬鳥でなくとも寒中スッと細い足で立つ白サギの優美な姿にも、やはり見とれてしまいます。

サギという名前の由来は「清い」を意味する「サヤケシ」からだそうな。たしかに、長い首や細い足、白い羽根とゆったり歩く立ち居振る舞いからは高貴な雰囲気すら感じます。

姿を見つけると、キレイだなぁ…とつい視線を取られまいます。先日も、凛と立つ白サギを目で追っていると、しばらくしてスッと翼を広げ飛び立ちました。同時に、人生で初めてその鳴き声を聞きました。

ギャアァ、ギャアァ、ギャァア…

ぎ、ぎゃぁ、、、、。
どんな都会でもたくましく生きる、黒いハシボソカラスのような鳴き声…。見た目とのギャップに、ひとり驚いた瞬間。

スズメのような可愛いチュンチュンではなく、ツピーツピーと爽やかな声でもなく、まさかのギャァ、、、。

「人は長所で尊敬され、短所で愛される」。
最近見つけた言葉ですが、今回の白サギの鳴き声にも似たものを感じました。

白く優美な姿に距離感を感じていたサギの存在が、なんだか急に距離が縮まった感。貴族的な遠い存在だった白サギに、愛嬌を感じた瞬間でした。

ここは、濃尾平野広がる陽当りのよい愛知県。
冬でも晴天続く愛知ですが、この時期はさすがに池に氷が貼ることもあります。

■明日から始まる七十二候は「水沢腹堅」

1月25日からの七十二候は水沢腹堅(さわみずこおりつめる)。
普段は流れる沢水さえ、厚い氷が張ってしまうほど気温が下がる時期。

■旧暦・和暦では12月8日前後

ちょうど大寒ど真ん中。
毎年12月8日には決まって激しく雪が降るため、「八日吹き(ようかふぶき)」という雪の名前もあるくらい。昔はこの日は仕事休みにしていた地域もあるとか。

自然と豊かなその移ろいを、昔の知恵を、現代生活の中で楽しみ生かしていきたいなぁと思います。