お味噌汁のモヤ、沸騰の渦。境界線のもやもや話。。。

小さなお鍋に水を入れて
コンロで火をかける

すると次第にポツリポツリ
ちいさな泡が生まれる

泡はだんだん数を増し
外側から内側へ

泡は増えつつ回りつつ
最後は大きな一つの渦に

渦巻く様子は
トーラスのよう

。。。

お味噌汁のモヤ
出汁から作るとよく目立つ

冷めるとモヤが中心に溜まる
周辺は透明なすまし汁

再び火をいれると
中心から外側へと
モヤがまわり始める

沸騰のときと同じ動き
中心へと渦巻きながら
中心から渦巻いていく

この写真は、ティーカップにいれた昆布と鰹節の出汁を取ったお味噌汁です(半年程前にトライした 脱カフェイン依存のための試み:フェイク珈琲)。

まだ温かいのに もう既に
モヤモヤのムラがしっかりと。

私の家でのお味噌汁は、冷めたときのモヤモヤ具合を見れば、出汁パックを使ったか・出汁からとったお味噌汁なのかすぐに分かるのです。

モヤモヤの出方がまるで違う。

◎出汁パック
モヤが均等に広がっている
冷めてもモヤモヤのムラが少ない
(濃度の差が出にくい

◎手作りの出汁
温かくてもすぐにムラができる
冷めるとその差はよりハッキリする
(濃度の差ができる

すこし考えてみたら当たり前。
だけれど観察から気づいた時には
地味にひとり面白い。

出汁パックといっても、人工度はできるだけ少ないシンプルなもの。なのにやっぱり、モヤ具合には手作り出汁との差が見える。

冷めても全体的に満遍なく散らばるモヤと
すぐに沈殿、濃度異がハッキリするモヤ

人工度と天然度
均一化とバラつき具合
画一化と雑多なようす

人工とは
自然とは

。。。

私の家は 人工的なコンクリ住宅
建っているは地球の大地の上
できたのは機械文明のお陰様々

インフラ整備も便利道具は
自然素材や天然の仕組み様々

ひねれば楽に水が出る
押すだけの電気やガスを使って
寒い冬に 冷たいお水を沸かす

人が作ったお鍋のなか
意図的に仕掛けた沸騰
仕組みは自然そのもの

手作りでも出汁パックでも
モヤが広がる程度や速さ
それはとても自然な様子

。。。

どこからどこまでが人工
どこからどこまでが自然

私は最近その境目が
なんだかとてもあやふやです。

昔の鉛筆デッサン体験。
限りなく写実的な絵を描こうとする、その時に、モノの境目が分からなくなった。白黒の写実絵で描くは、ひたすらひたすら影の濃さ。漫画のように一本、明確な線では区切れない。

あるのはただただ
濃度の違い
それだけだから

。。。

なにやら色々なことへ広がる頭
台所でのひとり哲学、、、。