誰そ彼時の夢うつつ。

夜明け前。
腕とパジャマの間に、なにか冷たさを感じて振り払う。

振り払った先に、虫。
黒色の身体、毛が生えたワタワタモコモコの白い脚。ムカデか蜘蛛か、昆虫か。

ぼやぁっとした視界で見るそれは、サッーっと床から駆け抜ける天井まで。垂直に直線的に登り消えていったおしゃれな配色の何か。

ひゃぁぁ、、とかすれ声で飛び起きた私がいたのは、夢と現実の境目。

胡蝶の夢。

夢の中で蝶だったさっきまでと人間の自分、どちらが現実かは分からないと言った中国のえらい思想家の話と、現実だと信じているものが、実は仮想体験だという量子力学の話。

リアルと仮想の境目なんて、あるのだろうか。
形あるものだけを目印にしていたら見失う何か。

、、、。

星降る誰そ彼時のこと。
時空を越えた、恋物語。。。

これまで見た映画は10本ちょっと。
映画経験が少ないためか、映画を見ると興奮して寝付きづらくなる私。

数日前の寝起きの虫は、きっとこないだ見た映画「君の名は」に影響された不確かな夢の中の生き物なのだろう、でも。

昔のことも、友達との思い出も、前住んでいたけれど今はあるか分からない家も、こんなに確かに感じられる感情も

それすらひとつの夢、だとしたら。。。。