具体のむこうに流れる何か
大きさ違えば 濃さも違う
私の少量。小さな命には 大量。
一ヶ月前はキレイな白花
私の失敗 今は枯れ草。
、、、
順調だった家庭菜園。
毎朝おきがけの植物観察を楽しみ、花の後には、かわいい実をふくらませていたスナックエンドウが…
【悲報】枯れました。
原因は明らかに、ウドンコ病対策に使った重曹スプレーの濃度と使用量です。
陽当り弱めなベランダで元気に育ってくれていましたが、増え続けるアブラムシより重症だったのがウドンコ病。
調べると、重曹スプレーもよいとのこと。
市販薬ナシで育てようと蒔いた種だったので、ここはひとつ重曹の出番と早合点。掃除用に作っていた重曹スプレーを、全体的にしっかりシューシュー。
、、、。
その日から、数日かけて枯れていきました。
病気はなくなりましたが
命も一緒になくなりました。
使ったのは、40〜50倍に薄めた重曹水。
調べると、植物用は1000倍に薄めたものでした。
掃除用の重曹水は、私の肌に多少ついても問題ない量。でも、表面積も体積も私より圧倒的に少ない植物にとって、それは致死量確定な量だったのです。
想像力の欠如とは、まさにこの事。
少し考えれば当たり前なのに、私はそれを植物全身にくまなくシューシューと…。結果として私がしていたのは、植物自体の駆逐・植物そのものの掃除と同じ行為でした。
シマリスを飼っていた小学生時代。
人の食べ物は、小さな動物には同じ量だと濃すぎるからダメ!と、本受け売りの知識で正義を振りかざしていました。しかし何てこと無い、私は未だ、分かっていませんでした。
、、、。
都度都度確認必須は小手先知識。
枝葉末節だけを見てると、振り回されるは一見新たな事態と事件。
本質を捉えられること。
具体のむこうに流れ続ける見えない因は何だろう。
表に現れるものの本質、幹を大地を水の流れを、繰り返される似たようなことの底に潜む全く同じ原因を。いつもそこを、見つめていたいと思うのです。