初めて歩いたときのこと

初めて歩いたときのこと
みんな感動してくれた

よちよち歩きでコケるのに
私もきっと 楽しかった

 

初めて喋ったときのこと
まわりがみんな喜んでくれた

上手くは全然話せないのに
私もきっと 嬉しかった

 

初めて靴下が 履けた
すごいすごいと褒められて

左右を間違えたりしても
私もやっぱり 誇らしかった

 

少しずつ増える
最初の ”できた!”

全然うまくはいっていない
それらしいだけで 嬉しかった

 

初めて1人で新幹線
初めて1人で書類手続き
初めて1人で暮らしてみた
初めて1人で仕事の打ち合わせ

 

いくつになっても初めては
よちよち歩きで上手くは話せない
何度でも右と左を間違える

それでもまずは できたこと
すごいすごいと自分で拍手

むかし褒め忘れたことも
思い出しては「よく頑張ったね」

気が済むまで何度でも褒める
思い出してはまたねぎらう

すると何だか喜ぶ私
1人ですこし誇らしい気分

 

大人になっても1人でも
いつも近くで私を見ている人がいる

どんな気持ちのチャレンジか
ぜんぶ知ってる人がいる

その人に褒めてほしい
わたしに認めてほしい

いちいち自分で褒めてあげる
頑張ったねと すごいねと

すると私が 喜ぶのです

、、、

こんな事できて当たり前、全然すごくない。
謙遜すぎれば自虐、いつの頃から自分に非常に辛口になっていました。

高めのハードル設定。
突き進んだは良いけれど、見事に燃え尽きたことがあります。

立ち止まって 見えたもの。
映画や歌詞で聞いたことのある、暗闇に置いてけぼりにしてきた自分。

しゃがみ込んでイジケた自分。
それは本当にいたのでした、実話でした。

数年かけて見つけて、数年かけて自分自身と仲直り。自分と仲良くなるほどに、世界が優しくなる不思議。

わたしを傷つけていたのは
他でもない私だったと、最近よく思います。

誰かの当たり前は、私の初めて。
私の当たり前は、誰かの初めて。
みんな大事な人がいる。

、、、

やさしい世界が、ひろがりますように。