消えるから、の美しさ。変わり続けること生きてること。

アイルランドの歌姫・エンヤの音楽が好きです。

 

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And all the stars without a name
And all the skies that look the same
And all the clouds that fade and then
Then all of this begins again

 

音楽は、「消える」のがいいなぁと思います。
めちゃくちゃにキレイ!!と思ったハーモニーが、次の瞬間には消えてなくなっている。だからこそより、その音を大切に扱おう、聞き漏らすまいと全神経を聴くことに集中できる。

音楽が「時間芸術」と言われる由縁。

一つの音だけでは美しさは生まれない。
他の曲で同じ音が鳴っいるからとて、美しいとも限らない。
それまでの流れ、前後関係があって初めて生きてくる、音。

 

音と音とが変わる、そのあいだ。
点と点をつなぐ、見えない線。

鳴っているその時ではなく
移り変わる、その瞬間。

 

美しいものも、楽しいことも
いつかは必ず消えてなくなってしまう。

死ぬほどキレイだと、ずっと見ていたいと
目を凝らした次の瞬間には消えているものは、だからこそキレイさが増す。

永遠に続く美しさだなんて(すごく憧れますが)、同時に、ずっと続くのなら、何が魅力的なのだろうとも思います。

期間限定、消えるからこそ生きてくる。
同じにみえて、変わり続けること生きてること。

 

変わらないこと動かないこと、永遠や強さや頑丈なもの。
これらはとても、分かりやすくて讃えられやすいもの。

でも、もっともっと弱くてすぐに消えてしまうもの、そういう所にこそ、両手で包んで愛でたくなるほどに、キレイで美しいほんの小さな ”瞬間”が潜んでいるのかもしれない。

 

最後に、いつもながらの余談を少し。
エンヤの曲は、音だけでなく歌詞も好きです。

作詞家のローマ・ライアンさん(RYAN ROMA SHANE)は、エンヤの多くの曲の詩を書いています。普段からの交流もあるのだとか。

ミスト状の音楽と相まって響く、自然に身を任せるような静かで穏やかなメッセージ。凹んだ時に何度もきいた曲もあります。そんなエンヤの歌詞の話は、またの機会があれば…。

□引用:enya「The Humming」